オシャレなデザインが目を引く「Parrot(パロット」は、mamboや bebop 2、discoなどを展開しているフランスのドローンメーカーです。この記事では、Parrotについてご紹介しています。
ドローンメーカーParrotとは?
フランスのドローンメーカー「Parrot」とは、初めて商用ドローンを発表した会社です。無人航空機「ドローン」はもともとは軍事利用を目的に第二次世界大戦中から実用化を目指して開発がすすめられてきました。1995年になると軍事用ドローン「RQ-1 プレデター」が登場し、世界中で話題となりました。これがドローンの歴史の始まりです。そして時を経て、2010年にiPhoneやiPadにアプリをダウンロードして操縦する機能を搭載した一般向けドローン「AR.Drone」をParrot社が発売。その後も、初心者向けでお手頃価格の「Mambo FPV」、レースでも使用されている「Bobop 2」、4K撮影が可能な最新モデル「ANAFI」など多彩なラインナップを展開し、世界の3大ドローンメーカーの1つとして人気を博しています。
代表モデル
ドローンのデザインはすべてパリで行っているというParrotの代表モデルやおすすめモデルをご紹介します。
Bebop 2 Power
Parrotを代表するモデルといえばクアッドコプタードローン「Bebop」です。その最新モデル「Bebop 2 Power」は、GPS + GLONASS衛星による位置情報技術、ピジョンポジショニング機能、地面を光学認識する技術を搭載したほか、バッテリー2個を使用することで飛行時間60分という驚異的な時間を実現。また高精度の歪み補正システムに対応した「オーメイドレンズ」や、ブレやエイリアシング効果を軽減する「3軸デジタル補正」、フルHD やJPEG、撮影後に編集可能なAdobe DNG RAWで写真を撮影できる「14メガピクセル写真センサー」を搭載し、1度の撮影で高画質のビデオや画像を簡単に撮ることを可能にしました。さらに、スポーツモードで時速65km、向かい風でも時速60kmまでスピードを出すことができますので、撮影だけではなく空の探検も楽しめます。そして、新世代 FPVゴーグル「Parrot Cockpitglasses 2」を装着しながらドローンを操縦すると、フライトの世界を満喫できます。
Bebop 2 Power 特長
- 重量525g
- 超音波
- 高度計
- 光学位置システム (VPS)
- 3軸ジャイロスコープ
- 3軸加速度計
- 3軸磁気計
- Wi-Fi 802.11 a/b/n/ac
- Wi-Fi MIMO (2.4 Ghzアンテナ)
- シグナル範囲: Parrot Skycontroller 2を使用した場合 2 kmまで(障害物や干渉がない場合)
- 3350 mAhバッテリー
- バッテリーの持続時間: 30分
- Parrot P7 デュアルコアプロセッサー
- 8GB内蔵フラッシュメモリー
- 衛星による位置情報システム: GPS + GLONASS
- モーター 1280 KV
- 14メガピクセル広角CMOSカメラ。写真形式: JPEGおよびAdobe DNG RAW
- デジタル画像補正システムを使用したフル HD 1080pビデオ録画
- モーター 4個
- ガラスファイバーとグリラミドで強化された構造
- 緊急時のプロペラ自動停止システム
引用元:Parrot
ANAFI FPV
2019年9月に発表された「ANAFI FPV」は、4K HDR画像処理システムや180°回転ジンバルを搭載しているほか、折りたたんで持ち運びができる新世代ドローンとして注目を集めています。ドローン目線の操縦性を楽しめるようにFPV(First Person View)ゴーグルを同梱したほか、4K HDRビデオと2100面画素の静止画ができるカメラや、低角度画像を可能にした「180度回転ジンバル」、細部までクリアに撮影できる「ロスレスズーム」などが特長。お手頃な価格でこれだけの機能が充実しているのはParrotの強みの一つです。
ANAFI FPV 特長
- サイズ 収納時: 244x67x65mm
- サイズ 飛行時: 175x240x65mm
- 重量: 320g
- 最大操作可能範囲 :4km (コントローラー使用時)
- 最長飛行時間: 25 分
- 最大速度(水平飛行): 15.3m/s (55km/h)
- 最大速度(垂直飛行): 4m/s
- 最大風速抵抗: 50km/h
- 上昇限度: 海抜4500m
- 操作可能温度範囲: -10°C 〜 40°C
- 衛星測位システム: GPS & GLONASS
- 伝送システム: Wi-Fi 802.11a/b/g/n
- 稼働周波数域: 2.4GHz
- 最大操作可能範囲: 4km
- ライブストリーミング解像度: HD 720p
引用元:Parrot
Mambo FPV
2018年に登場したレース入門モデル「Parrot Mambo FPV」はリーズナブルな価格で提供されている人気のモデルです。スマホの電波をキャッチする「FPVカメラ」を搭載したゴーグルを装着して操縦するとドローンレースの臨場感を楽しめるほか、ドローンを自動的にホバリングする「Easyモード、急カーブ旋回を可能にした「Driftモード」、安定飛行の補助なしの「Racingモード」の3種類の操縦モードを選択できます。
Parrot Mambo FPV 特長
- 機体重量 : 63g
- FPVカメラ装着時: 73g
- 慣性計測装置:速度、チルトおよび障害との接触を測定(3軸加速度計および3軸ジャイロスコープ)
- 垂直安定化:超音波センサー(高度4mより下の範囲で測定)と圧力センサー
- 水平安定化:下部カメラセンサー
- 660 mAh Li-Po バッテリー
- 8分間の自動飛行(アクセサリー·バンパー装着時)
- 10分間の自動飛行(アクセサリー·バンパー非装着時)
- 2.1A充電器(別売)で30分充電
- 動画解像度: HD 720p
- 30 IPS
- FOV 120°
- 録画とストリーミングが可能
- micro SDカード最大32GB (別売)まで対応
引用元:Parrot
Parrotを日本で購入するには?
Parrotのドローンは全国の家電量販店やオンラインストアで購入できます。
まとめ
フランス発のドローンメーカー「Parrot」をご紹介しました。オシャレなデザインで機能も充実したParrot社のドローンは比較的に手頃な価格のモデルが多いので、初心者の方にもおすすめのドローンメーカーです。Parrotは、今後の展開にも期待したい注目のドローンメーカーです。
Photo by:parrot.com